今回のご紹介する物件、ちょっと変わっています。外観を見ると1つの建物に見えますが、この中で間取りが3つに分かれています。

写真の右奥の物件は、今年になってワインバー「葡楽 ワイン処」さんとして開店されました。募集しているのは、残りの2つ。左側のシャッター部分は、とてもシンプルな間取りのお部屋（こちらの記事で募集をしています）。

そして、この記事でご紹介するのは、右側の扉で塞がれている部分。

当初は、左側の物件の取材で伺ったのですが、扉の隙間から見える土間にビビッときて、その場で取材をお願いした物件です。大家さんにカギを開けてもらい中を見てみると、想像通り、いえ想像を超えてやっぱりステキな佇まいの物件が、当時のままの姿で残っていました。

昔の面影を残した味わい深いこの物件は、新しく作られた建物には決して出せない魅力が満載。道路に面した路面であることや土間がある造りは、もはやステキに生まれ変わる予感しかしません。この味わいや昔の造りをうまく活かしてくれる方を、長年ここで待っていたかのようです。

気になる点としては、やはり古い建物なのでそのままでは使えません。また、以前の荷物がかなり残っているので、それらを処分したり掃除も必要です。トイレやキッチンなどの設備は全て入れ替えが必要になるかと思います。

間取りは、土間の奥に1部屋と少し広めのキッチンがあります。キッチン側には勝手口も付いているので、お店として利用される方にちょうど良さそうです。このあたりは駅が遠いのもあってお店があまりなく、地元の方は食事に困ることも多いので、飲食店はおすすめかもしれません。

奥の部屋の窓も路面に面しているので、テイクアウト専門店やコーヒースタンドといった想像も膨らみます。お隣のワインバー「葡楽」さんとともに、このあたりを盛り上げてくれる、そんな方に入居してもらえるといいなと思います。

       

※地図はエリアの目安としてお考えください。